道筋  

 【millennium year】

 

 時々、思う事があります。

なぜ、私がこのようなライフワークに就いているのか、と。

「導かれた」という言葉を使った方がしっくりくるような気がします。

 

ミレニアムイアーまで、私は普通の(いいえ、かなり自由奔放な)OLでした。

そのまま、ごくフツーにOLしながら、時々、一人ふと海外に飛び出す放浪生活・・・・。

そんな日々をずっと送るのだと思っていました。

 

2000年という華々しい幕開けの年、

コンピュータの西暦2000年問題が危惧され、

私は1999年の大晦日に職場にいました。

(機器等による社会的混乱は生じませんでした)

 

その緊張感から解放され、新しい年を迎えるその時に、

私はなぜだか、ある種の「虚しさ」を感じました。

 

性格的にルーティンが向いているとも思えず

(だから放浪癖が治らなかったんでしょうけれど)

結婚したり、子育てしたり、

まさか、私が!

(誰かと一緒に生活するなどというような事すら)

その時点で、そんな人生設計は私の頭の中に、全くあり得ませんでした。

 

1日という日は変わらないはずなのに、 

いつもと違う新しい年・・・新しい世紀。

 

そんな奇跡的な1日に、

私も、きっと、ココロのどこかで、新しい道を歩みたい

そんな風に思っていたのかもしれません。

 

 

 

 【華道から】

 

ずっと華道やフラワーアレンジメントをしていた私が、感じていた事。

 

同じ花を活けるのに気分が乗らない日があること。

 

あんなに元気をもらった花の色に、

どこか見えないプレッシャーを感じたこと。

 

強い存在感のある花の香りがやけに鼻について気になったこと。

 

そして、育てていたハーブの香りで、

訳もわからず柔らかい気持ちになったこと。

 

そういった不思議が、

私をアロマテラピーとカラーセラピーの世界への扉を開かせました。

 

そこからは・・・・

私の探究心がどんどん、どんどん・・・・

 

私が満たされる感覚・・・・・・。

 

 

 

 

【生きること と 死ぬこと】  

華道とフラワーアレンジの講師に加え、

アロマやカラーのディプロマを取得するまでになってしまった私。

 

もちろん、毎日が以前よりもっと、カラフルでアロマティックで、

ファンタスティック!

 

に、なる予定だったのか、そうではなかったのか・・・・・。

人生なんて、わからないものですよね。

 

そんな頃。

 

私は大切な人をたて続けに失いました。

 

まだまだ、これから先ずっと、その命が続くものと思っていました。

 

私はずっと、危険を承知で放浪して、

もしもどこかで死んでもそれは本望だと本気で思っていたけれど、

でも、正直言うと、それは、どうにもならない境遇に逆らう術が見つからず、

「投げやり」になっていただけでした。

 

私は私の時間を、命を、無駄に費やしていただけなのに、

それなのに生きている。

 

夢を持って、一生懸命、誰かの為に生きている人の命が消えていく。

 

  「何故、私が生きているんだろう?何故、代わりになれないんだろう?」

 

 

 

 

 【幸せに生きる】

 

 

 

そんな経験から、私の人生は大きく変わって行きました。

 

私が生を受けた事も、

 

ここまで生きて来られたのも、

 

全部、誰かのお蔭だった。

 

様々な国を見てきた事もあり、

私は、日本が、そして、自分が、

どれだけ幸せだったのか、

改めて深く考えさせられたように思います。

 

私は「私の命を正しく使いたい!」そう思いました。

 

 どんな人も幸せに生きる権利があると思っています。

 

そして、どんな子も、自分がスキと心から言える人に

育って欲しいと思っています。

 

そんな思いを共感してくれる人たちのお蔭で、

私は現在、ライフワークを行うことができているのです。

 

 

 

 

 

【これから自分の子育てを見つけるママに・・・】  

 

 出会いは本当に不思議です。

 

子育て関連の講座やカラーセラピー、

そして、子どものためのアートセラピー。

 

そこで出会ったママさんたちは皆、

それぞれの進むべき道を見つけて、

自分の子育てを楽しんでいます。

 

出会った時は、私を半信半疑の目で見ていた人も多いのに(笑)

 

そして子どもたちは、というと・・・

それぞれの個性を活かし、才能を伸ばして行けるように、

周囲の大人が見守っている、という、まだまだ成長段階!

 

子ども達が、それぞれの個性を活かして、社会に羽ばたいていくのを、

これからも見守り続けたいと思っています。

 

その思いに共感・共鳴してくれた方がサロンワークを通して集まっている事だけは確かです!

 

子育てをみんなでして行こうと思うママ

ゆとりある、幸せな育児をしたいと願うママ

 

誰よりも子どもの事を大切に思う気持ちは皆同じです。

 

ご縁のある方と繋がっていけたら幸せです☆ 

 
   

 

 

最後まで目を通してくださり、ありがとうございます。

 

  笠井 樹子